ロシア・ウクライナ戦争が勃発した直後の2022年3月5日に、ウクライナのシトニャキ(Sytnyaky)付近にて、ロシア軍とウクライナ軍の間で直前に激しい戦闘があった。その道路脇に、殺害されたロシア軍兵士の死体散乱した。
プーチン・レムリン親派のロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダ(KP:Komsomolskaya Pravda)は、3月20日にウクライナ戦争開始以来、約9861人のロシア軍兵士が死亡して、約16153人が戦傷したとネット発表した。3月20日にKP紙のウェブサイトに掲載されたKPの記事のスクリーンショットである。ロシア国防省の報告を引用して、ウクライナ戦争開始以来に、約9861人のロシア軍兵士が死亡したと報じた。約4時間後、この9861人の数字が記事から削除された。その後、同紙の編集者は、この情報の公開はハッカーの攻撃によ数値であると発表した。
3月20日のネット記事で、KPがロシア国防省の数字を参照して、2月24日にロシア・ウクライナ戦争が勃発して以来に、約9861人のロシア軍兵が死亡したと記載された。ロシア軍当局が、公式に3月2日に認証したのは、約498人の戦死と約1597人の戦傷したロシア軍兵士だけであった。3月22日にロシア国防省で殺害されたロシア軍兵士に関する情報は皆無であった。KP紙のウラジミール・スンゴルキン編集長はイギリスBBCに対し、約9861人の戦死数は、ハッキング攻撃の結果であると示唆した。
ロシア・ウクライナ戦争が勃発して以来に約1ケ月間の犠牲者は、ほぼ1万人のロシア軍兵士の殺害を示唆した。1980年代のアフガニスタン戦争では、ソ連軍は約9年間で約1万5千人のソ連軍兵士が殺害された。アメリカ軍が主導した9年間のイラク戦争で殺害された連合軍兵士の死者数の約4825人(アメリカ軍約4,507人、イギリス軍約179人、その他約139人)の2倍以上に達した。アメリカとウクライナ当局は、ロシア軍の死者数を約7000人以上から1万人近くと推定した。モスクワ当局は、3月上旬に新しいメディア法を導入して、ロシア軍に関する誤報には厳しい罰則を課した。3月5日に、ウクライナのシトニャキー近郊の荒原には、殺害されたロシア軍兵士の死体が横たわった。
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